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製品Q&Aのご利用にあたってのご注意

このQ&Aに記載の情報は、製品の適正使用にあたっての参考情報であり、すべての患者さん/事例にあてはまるものではありません。
そのため、Q&Aの利用に関して生じた結果については、責任を負いかねますので、ご了承ください。
また、国内で承認されていない効能・効果/用法・用量等の情報を含む場合がありますが、弊社としてこれらの使用を推奨するものではありません。製品のご使用にあたっては、最新の添付文書をご確認ください。
製品に関してご不明な点がございましたら、弊社くすり相談室(0120-093-189)にお問い合わせください。
なお、本Q&Aを許可なく複写、複製、転掲、改変、配布等を行うことは固くお断りします。

抗てんかん剤

イーケプラ錠250mg、錠500mg
イーケプラドライシロップ50%
イーケプラ点滴静注500mg

レベチラセタム

Q1
イーケプラの単剤投与は可能ですか。 他の抗てんかん薬と併用しなければいけないのでしょうか。
A1

部分発作(二次性全般化発作を含む)に対しては、本剤の単剤使用が可能です。
強直間代発作に対しては、承認されている効能又は効果は併用療法であり、単剤療法の適応はありません。


参考情報

本剤の効能・効果は以下のとおりです。

【効能又は効果】 
◆錠・ドライシロップ: 
・てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む) 
・他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法 

◆点滴静注:
一時的に経口投与ができない患者における、下記の治療に対するレベチラセタム経口製剤の代替療法 
・てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む) 
・他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法  


出典

イーケプラ錠250mg・錠500mg 添付文書(第1版)
イーケプラドライシロップ50% 添付文書(第1版)
イーケプラ点滴静注500㎎ 添付文書(第1版)

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q2
①イーケプラ経口剤の特徴を教えてください。
A2

1.4歳以上の小児から成人までのてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)と、他の抗てんかん薬で十分な効果が認められない4歳以上の小児から成人までのてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法の適応を有しています。

 ・国内臨床試験における部分発作に対するレベチラセタム単剤投与時の発作消失患者 (6ヵ月間)は73.8%でした。海外臨床試験において対照薬との非劣性が認められました。

 ・国内臨床試験における部分発作に対する併用投与時において、成人でのプラセボ群に対する部分発作回数減少率は1000mg群で18.8%、3000mg群で23.0%でした。小児にお ける部分発作回数減少率は43.2%でした。

 ・国内臨床試験における強直間代発作に対するレベチラセタム併用投与時の発作回数減少率(中央値)は成人で77.0%でした。小児では56.5%でした。

2.臨床推奨用量から投与開始できます。

3.他の抗てんかん薬*をはじめ、他剤*の血漿中濃度に影響しませんでした。

  1:カルバマゼピン、フェニトイン、バルプロ酸ナトリウム、ゾニサミド

  2:経口避妊薬、ジゴキシン、ワルファリン、プロベネシド

4.シナプス小胞蛋白2A(SV2A)に結合することにより抗てんかん作用を発揮する、既存の抗てんかん薬とは異なる作用機序をもつ抗てんかん薬です。

5.てんかん診療ガイドライン2018(日本神経学会)の新規発症の成人てんかんにおいて、部分発作の第一選択薬、強直間代発作の第二選択薬として推奨されています。

6.副作用発現情報
重大な副作用として中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal NecrolysisTEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、薬剤性過敏症症候群、重篤な血液障害、肝不全、肝炎、膵炎、攻撃性、自殺企図、横紋筋融解症、急性腎障害、悪性症候群があらわれることがあります。主な副作用として鼻咽頭炎、傾眠、頭痛、浮動性めまいなどが報告されています。


出典

イーケプラ錠250mg・錠500mg・ドライシロップ50% インタビューフォーム(JP-N-KP-EPI-2000063)

 

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q2’
②イーケプラ点滴静注の特徴は。
A2’

1.一時的に経口投与ができないてんかん患者に対する、レベチラセタム経口製剤の代替療法薬です。

2.経口剤(錠剤、ドライシロップ剤)と同じ1日用量及び投与回数で臨床推奨用量から治療が可能です。

3.4歳以上の小児から成人までのてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)と、他の抗てんかん薬で十分な効果が認められない4歳以上の小児から成人までのてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法の適応*1を有しています。

 *1 一時的に経口投与ができない患者におけるレベチラセタム経口製剤の代替療法

 ・国内臨床試験における部分発作に対するレベチラセタム単剤投与時の発作消失患者(6カ月間)は73.8%でした。海外臨床試験において対照薬との非劣性が認められました(経口投与)。

 ・国内臨床試験における部分発作に対する併用投与時において、成人でのプラセボ群に対する部分発作回数減少率は1000mg群で18.8%、3000mg群で23.0%でした。小児における部分発作回数減少率は43.2%でした(経口投与)。

  ・国内臨床試験における強直間代発作に対するレベチラセタム併用投与時の発作回数減 少率(中央値)は成人で77.0%でした。小児では56.5%でした(経口投与)。

4.他の抗てんかん薬*2をはじめ、他剤*3の血漿中濃度に影響しませんでした(経口投与)。

 *2:カルバマゼピン、フェニトイン、バルプロ酸ナトリウム、ゾニサミド

 *3:経口避妊薬、ジゴキシン、ワルファリン、プロベネシド

5.シナプス小胞蛋白2A(SV2A)に結合することにより抗てんかん作用を発揮する、既存の抗てんかん薬とは異なる作用機序をもつ抗てんかん薬です。

6. てんかん診療ガイドライン2018(日本神経学会)の新規発症の成人てんかんにおいて、部分発作の第一選択薬、強直間代発作の第二選択薬として推奨されています(経口投与)

7.副作用発現情報
重大な副作用として中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal NecrolysisTEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、薬剤性過敏症症候群、重篤な血液障害、肝不全、肝炎(頻度不明)、膵炎、攻撃性、自殺企図、横紋筋融解症、急性腎障害、悪性症候群があらわれることがあります。主な副作用として、注射部位炎症、注射部位疼痛、注射部位腫脹が報告されています。


出典

イーケプラ点滴静注500mg インタビューフォーム(JP-N-KP-EPI-2000062

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

 

Q3
イーケプラは併用する抗てんかん薬の種類によって、有効性や安全性に影響を受けますか。また、併用する抗てんかん薬の種類に制約はありますか。
A3

本剤と併用する抗てんかん薬の種類により、本剤の有効性や安全性に差がみられたとの報告はありません。

                                                                                                                2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q4
イーケプラは併用する抗てんかん薬の種類に制約はありますか。
A4

本剤は併用禁忌および併用注意に該当する医薬品はなく、併用する抗てんかん薬の種類に制約はありません。


出典

イーケプラ錠250mg・錠500mg 添付文書(第1版)
イーケプラドライシロップ50% 添付文書(第1版)
イーケプラ点滴静注500㎎ 添付文書(第1版)

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q5
イーケプラと他の抗てんかん薬との併用における相互作用を教えてください。
A5

本剤には併用禁忌および併用注意に該当する医薬品はありません。
本剤と主な抗てんかん薬との併用における検討では、レベチラセタムの薬物動態および併用薬の薬物動態に影響はみられませんでした。


参考情報

日本人及び外国人の健康成人及びてんかん患者から得られた血漿中レベチラセタム濃度データを用いて、母集団薬物動態解析を行い、併用抗てんかん薬がレベチラセタムの薬物動態に及ぼす影響を検討した。
その結果、CYPに影響を及ぼさない抗てんかん薬(ガバペンチン、ラモトリギン、トピラマート、ゾニサミド)はレベチラセタムの薬物動態に影響を及ぼさず、CYP阻害作用を有する抗てんかん薬(バルプロ酸ナトリウム、クロバザム、クロナゼパム)及びCYP誘導作用を有する抗てんかん薬(カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、プリミドン)はレベチラセタムの薬物動態に対し臨床的に影響を及ぼすほどの変化は及ぼさなかった。
また、日本人てんかん患者を対象としたプラセボ対照試験から得られた抗てんかん薬(カルバマゼピン、フェニトイン、バルプロ酸ナトリウム、ゾニサミド)の血漿中濃度データを用いて、レベチラセタムがこれら抗てんかん薬の薬物動態に及ぼす影響を検討した。その結果、レベチラセタムはこれら抗てんかん薬の血漿中濃度に影響を及ぼさなかった。


出典

イーケプラ錠250mg・錠500mg、ドライシロップ50% インタビューフォーム(JP-N-KP-EPI-2000063)
イーケプラ点滴静注500㎎ インタビューフォーム(JP-N-KP-EPI-2000062)

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q6
イーケプラの治療上有効な血中濃度を教えてください。
A6

本剤の血中濃度と有効性との関連性を厳密に検討した臨床試験は実施しておらず、治療上有効な血中濃度に関する資料はありません。

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q7
イーケプラは薬物血中濃度モニタリング(TDM)の必要性はありますか。
A7

添付文書上、血中濃度モニタリングの必要性に関する記載はありません。

本剤は治療域が広く、漸増の期間を設定することなく、有効用量で投与を開始できます。またバイオアベイラビリティはほぼ100%で、経口投与時の薬物動態は4000mg*までほぼ線形性が確認されており、定期的にTDMを実施する必要性は低いと考えられます1)
*承認用量は3000㎎/日まで


出典

1) イーケプラ審査報告書 ( 2010723日承認 ) 

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q8
イーケプラの〔用法及び用量〕に、「増量は2週間以上の間隔をあけて」とありますが、2週間以上の間隔をあける理由を教えてください。
A8

本剤の国内臨床試験では、抗てんかん薬で一般に行われているように、投与開始に際して急性の副作用発現を回避するための方法として、段階的な増量期間を設けました。また、投与終了に際しても、離脱発作を回避するための方法として、減量期間を設けました。


参考情報

◆成人の場合
本剤の国内プラセボ対照試験(成人)の増量・減量期間においては、2週間又は4週間ごとに1日500mg又は1000mg単位で段階的に増量・減量を行いました。その結果、安全性及び忍容性に問題なかったことから、用法・用量に「増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として1000mg以下ずつ行うこと。」と設定しました1) 2)

◆小児の場合
部分発作併用療法の小児国内第Ⅲ相試験(非盲検試験)の第1期の増量期間(2週ごとに20 mg/kg/日、40 mg/kg/日へと増量する期間)と評価期間(増量期間終了後60 mg/kg/日を10週間投与する期間)の有害事象発現率を比較することにより、増量方法の安全性について、検討しました。その結果、初回投与量を20 mg/kg/日とし、2週ごとに20 mg/kg/日ずつ60 mg/kg/日まで増量する方法は安全性に問題ないと判断されたため、「増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として20mg/kg以下ずつ行うこと」と設定しました3)


引用

1)八木和一他,てんかん研究. 2010, 28(1), 3-16.
2)社内資料(JP/KP/1601/0026)日本における部分発作併用療法のプラセボ対照比較試験(試験2)【JP-N-KP-EPI-2000018】
3)Hidefumi N.,et al.2013, 65(9), 1083-1092.

 

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q9
イーケプラ経口剤の血中濃度はどのくらいで定常状態に達しますか。
A9

本剤は吸収が良好で、経口投与後速やかに血漿中濃度は最高値に達し、成人では投与3日目には定常状態に達します。


参考情報

健康成人にレベチラセタム1回1000 mgまたは1500 mg(各投与量6例)を1日2回7日間反復経口投与したとき、投与1日目(初回投与時)と7日目(最終回投与時)の血漿中濃度は共に投与後約2~3時間にCmaxを示し、その後約8時間の消失半減期で低下した。また、血漿中濃度は投与3日目には定常状態に達すると推察された。


出典

イーケプラ錠250mg・錠500mg 添付文書(第1版)
イーケプラドライシロップ50% 添付文書(第1版)

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q10
イーケプラの効果発現までの時間を教えてください。
A10

本剤の効果発現までの時間は、患者さんの発作頻度や発作型によって個人差があり、異なりますので一概には言えません。

 

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q11
イーケプラの作用機序について教えてください。
A11

本剤の有効成分であるレベチラセタムは、既存の抗てんかん薬とは異なる機序で発作抑制作用を発現することが示されています。
レベチラセタムが神経終末のシナプス小胞蛋白2A(SV2A)と結合すること、また、SV2Aに対する結合親和性と各種てんかん動物モデルにおける発作抑制作用との間には相関が認められることから、レベチラセタムとSV2Aの結合が、発作抑制作用に寄与するものと考えられています。
他にN型Ca2+チャネル阻害、細胞内Ca2+の遊離抑制、GABA及びグリシン作動性電流に対するアロステリック阻害の抑制及び神経細胞間の過剰な同期化の抑制が認められ、これらも発作抑制作用に関わっていると考えられます。


出典

イーケプラ錠250mg・錠500mg、ドライシロップ50% インタビューフォーム(JP-N-KP-EPI-2000063)
イーケプラ点滴静注500㎎ インタビューフォーム(JP-N-KP-EPI-2000062)

 

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q12
イーケプラの作用部位であるシナプス小胞たん白質2Aについて教えてください。
A12

SV2A(Synaptic Vesicle Protein 2A)は、軟骨魚類から哺乳類まで多くの動物種に認められる小胞膜を12回貫通する糖蛋白質です。内分泌細胞や神経細胞に存在しますが、特に神経系では神経伝達物質の種類に関係なく広い発現が認められます。なお、SV2蛋白質には、SV2A、SV2B、SV2Cのサブタイプが存在することが分かっています。


参考情報
SV2Aは、神経伝達物質の放出の制御に関与していると推測されていますが、その機序として細胞内基質のトランスポーターとしての機能、Ca2+依存性シナプス小胞開口放出を制御するCa2+センサーの機能を有するシナプトタグミンの調節機能、SV2Aの糖鎖部分が神経伝達物質又はATPなどを保持するマトリックスとしての機能を担う可能性が報告されています。
一方、SV2A(−/−)ホモノックアウトマウスは生後まもなく重度のてんかん発作を発現し、2~3週間で死亡すること、また、SV2A(+/−)へテロノックアウトマウスは、SV2A(+/+)の野生型に比べてピロカルピン、カイニン酸、ペンチレンテトラゾール及び6Hz刺激モデルでの発作閾値が低下することなどから、SV2Aがてんかんの病態に関与することが示唆されています。


出典

イーケプラ錠250mg・錠500mg、ドライシロップ50% インタビューフォーム(JP-N-KP-EPI-2000063)
イーケプラ点滴静注500㎎ インタビューフォーム(JP-N-KP-EPI-2000062)

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q13
イーケプラ経口剤の吸収は食事の影響を受けますか。
A13

本剤の吸収に及ぼす食事の影響は小さいと考えられます。


参考情報

健康成人12例に、レベチラセタム1500mgを空腹時または食後に単回経口投与したとき、空腹時と比べて、食後投与時ではtmaxが約1.3時間延長し、Cmaxは30%低下したが、AUC は同等であった。


出典

イーケプラ錠250mg・錠500mg 添付文書(第1版)
イーケプラドライシロップ50% 添付文書(第1版)

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q14
イーケプラはどのくらいの用量から効果が発現しますか。 ①成人
Q14

本剤の初期用量であるレベチラセタムとして1000mg/日から効果の発現が期待できます。


参考情報

本剤の部分発作に対するプラセボ対照試験(成人、併用療法)の増量期間における部分発作回数減少率は、初期投与量500mg群で18.1%、1000mg群で33.3%でした。また、増量期間における副作用発現率は500mg群で26.8%、1000mg群で28.6%でした1)
このように、初期投与量500mg群と1000mg群において副作用発現率に差が認められない一方、発作回数減少率には有意差が認められたため、本剤1000mg/日を投与開始用量と設定しました。
なお、強直間代発作ではプラセボ対照国際共同第Ⅲ相試験において、500mg/日では検討されていませんが、レベチラセタムの強直間代発作抑制効果は1000 mg/日から認められ、安全性にも新たな問題は認められなかった2)ことから、成人における部分発作に対する併用療法と同様に、強直間代発作に対する併用療法においても、開始用量は1000mg/日が適切であると判断し、用法及び用量として設定しました。

なお、参考までにイーケプラの成人に対する用法及び用量は以下のとおりです。

【用法及び用量】
◆錠250mg・錠500mg
成人:通常、成人にはレベチラセタムとして1日1000mgを1日2回に分けて経口投与する。なお、症状により1日3000mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として1000mg以下ずつ行うこと。

◆ドライシロップ50%
成人:通常、成人にはレベチラセタムとして1日1000mg(ドライシロップとして2g)を1日2回に分けて用時溶解して経口投与する。なお、症状により1日3000mg(ドライシロップとして6g)を超えない範囲で適宜増減するが、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として1000mg(ドライシロップとして2g)以下ずつ行うこと。

◆点滴静注500mg
レベチラセタムの経口投与から本剤に切り替える場合:
通常、レベチラセタム経口投与と同じ1日用量及び投与回数にて、1回量を15分かけて点滴静脈内投与する。

レベチラセタムの経口投与に先立ち本剤を投与する場合:
成人:通常、成人にはレベチラセタムとして1日1000mgを1日2回に分け、1回量を15分かけて点滴静脈内投与する。
成人では1日最高投与量は3000mgを超えないこととし、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として1000mg以下ずつ行う。


出典

イーケプラ錠250mg・錠500mg 添付文書(第1版)
イーケプラドライシロップ50% 添付文書(第1版)
イーケプラ点滴静注500㎎ 添付文書(第1版)
 

引用

1) 社内資料(JP/KP/1601/0026)日本における部分発作併用療法のプラセボ対照比較試験(試験2)
    (2010年7月23日承認、CTD 2.7.6.7.2)【JP-N-KP-EPI-2000018】
2) 社内資料(JP/KP/1512/0080)日本及び中国における強直間代発作併用療法のプラセボ対照比較試験
    (2016年2月29日承認、CTD 2.7.6.1.1)【JP-N-KP-EPI-2000021】

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q14’
イーケプラはどのくらいの用量から効果が発現しますか。 ②小児
A14'

本剤の初期用量であるレベチラセタムとして20mg/kg/日から効果の発現が期待できます。


参考情報

部分発作を有する患者を対象に、開始用量を20 mg/kg/日(体重50kg以上の小児では1000 mg/日)と設定して小児国内第Ⅲ相試験(非盲検試験)を実施し、有効性・安全性を評価しました。投与開始0~2週の週あたりの部分発作回数減少率の中央値は38.04(4.64-79.76)%でした1)。海外臨床試験成績と同様の効果が認められたことから、日本人小児部分てんかん患者においても20 mg/kg/日の投与量で有効であると考えられました。
また、小児強直間代発作については、小児国内第Ⅲ相試験及び海外第Ⅲ相試験の小児患者集団の結果から、小児患者に対して20 mg/kg/日(体重50kg以上の小児では1000mg/日)を開始用量として併用投与した時の有効性と良好な忍容性が確認されており2) 3)、強直間代発作に対する併用療法においても、20 mg/kg/日からの開始用量で設定されました。

なお、参考までにイーケプラの小児に対する用法及び用量は以下のとおりです。

【用法及び用量】
◆錠250mg・錠500mg
小児:通常、4歳以上の小児にはレベチラセタムとして1日20mg/kgを1日2回に分けて経口投与する。なお、症状により1日60mg/kgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として20mg/kg以下ずつ行うこと。ただし、体重50kg以上の小児では、成人と同じ用法・用量を用いること。

◆ドライシロップ50%
小児:通常、4歳以上の小児にはレベチラセタムとして1日20mg/kg(ドライシロップとして40mg/kg)を1日2回に分けて用時溶解して経口投与する。なお、症状により1日60mg/kg(ドライシロップとして120mg/kg)を超えない範囲で適宜増減するが、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として20mg/kg(ドライシロップとして40mg/kg)以下ずつ行うこと。ただし、体重50kg以上の小児では、成人と同じ用法・用量を用いること。

◆点滴静注500mg
レベチラセタムの経口投与から本剤に切り替える場合:
通常、レベチラセタム経口投与と同じ1日用量及び投与回数にて、1回量を15分かけて点滴静脈内投与する。

レベチラセタムの経口投与に先立ち本剤を投与する場合:
小児:通常、4歳以上の小児にはレベチラセタムとして1日20mg/kgを1日2回に分け、1回量を15分かけて点滴静脈内投与する。ただし、体重50kg以上の小児では、成人と同じ用法・用量を用いること。
いずれの場合においても、症状により適宜増減できるが、1日最高投与量及び増量方法は、4歳以上の小児では1日最高投与量は60mg/kgを超えないこととし、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として20mg/kg以下ずつ行う。ただし、体重50kg以上の小児では、成人と同じ投与量を用いること。


出典

イーケプラ錠250mg・錠500mg 添付文書(第1版)
イーケプラドライシロップ50% 添付文書(第1版)
イーケプラ点滴静注500㎎ 添付文書(第1版)


引用

1)社内資料(JP/KP/1601/0025)日本における部分発作併用療法の小児第Ⅲ相試験
 (2013年5月31日承認、CTD 2.7.6.4.2)【JP-N-KP-EPI-2000019】
2)社内資料(JP/KP/1512/0082)日本における強直間代発作併用療法の小児第Ⅲ相試験
 (2016年2月29日承認、CTD 2.7.6.2.1)【JP-N-KP-EPI-2000016】
3)Berkovic S.F.,et.al.:Neurology 69(18), 1751-1760 ( 2007)

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q15
イーケプラの用法は1日2回に分けて経口投与もしくは点滴静脈内投与となっていますが、いつ投与すればよいですか。
A15

添付文書上、経口投与、静脈内投与ともに1日2回に分けて経口投与、もしくは点滴静脈内投与となっていますが、投与タイミングの規定はありません。
なお、国内臨床試験1~6)は、朝・夕の1日2回に分けて、経口投与もしくは点滴静脈内投与を行い有効性及び安全性を確認しています。
 


引用

1)社内資料(JP/KP/1601/0027)日本における部分発作併用療法のプラセボ対照比較試験(試験1)
 (2010年7月23日承認、CTD 2.7.6.7.1)【JP-N-KP-EPI-2000004】   
2)社内資料(JP/KP/1601/0026)日本における部分発作併用療法のプラセボ対照比較試験(試験2)
 (2010年7月23日承認、CTD 2.7.6.7.2)【JP-N-KP-EPI-2000018】 
3)社内資料(JP/KP/1601/0025)日本における部分発作併用療法の小児第Ⅲ相試験
 (2013年5月31日承認、CTD 2.7.6.4.2)【JP-N-KP-EPI-2000019】 
4)社内資料(JP/KP/1512/0080)日本及び中国における強直間代発作併用療法のプラセボ対照比較試験
 (2016年2月29日承認、CTD 2.7.6.1.1)【JP-N-KP-EPI-2000021】   
5)社内資料(JP/KP/1512/0082)日本における強直間代発作併用療法の小児第Ⅲ相試験
 (2016年2月29日承認、CTD 2.7.6.2.1)【JP-N-KP-EPI-2000016】 
6)井上有史 他:臨床精神薬理 2014;17:413-422 
 

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q16
イーケプラ経口剤を飲み忘れた場合の対処方法は。2回分を1度に飲んでもよいですか。
A16

本剤を飲み忘れた場合は、できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常服用する時間が近い場合は、忘れた分は飲まずに1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。


出典

イーケプラ錠250mg、錠500mg、ドライシロップ50% くすりのしおり【JP-N-KP-EPI-2000069】

 

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067

Q17
イーケプラドライシロップ50%の服用方法は。 溶解せずに、ドライシロップのまま服用してもよいですか。
Q17

本剤の用法及び用量には「用時溶解して経口投与する」と記載されています。本剤は水に溶解して服用してください。


出典

イーケプラドライシロップ50% 添付文書(第1版)

2020年10月作成
JP-N-KP-EPI-2000067